そもそも、プロの声優になる方法をご存知でしょうか?
好きなアニメを見て、好きなキャラクターがいて、声優さんを好きになって、声優という職業に憧れる。
これは自然なことですが、声優の場合は学校の先生や美容師とは違い、身近な存在ではなくテレビ画面の向こうの世界のことなので、その全体像や裏話を知ることは難しいです。
声優と一口に言っても、アニメ作品、アニラジに出演するだけでなく、タレントのようにラジオ番組、音楽活動や、舞台、ナレーター等、活躍の幅も広く、コンテンツが充実している職業です。
ある意味、野球選手やサッカー選手よりも情報が少ないかもしれません。
それでも真剣に声優になりたい人のために、デビューに向けて、具体的なステップを紹介します。
未経験者がプロの声優になるまでの一般的な3つの流れ
一般的に普通の人が声優を目指す場合は3つの選択肢があります。
その3つについて簡単に解説すると
1、養成所
声優に限らず、芸能界を目指すさまざまな人が仕事を前提に訓練を積む場所です。
もちろん、声優以外にも俳優・歌手・アイドル・芸人・モデルetc.のレッスンがあり、プロとしてすでに頑張っている人や新人も含めて性別・年齢不問で、ここで基礎から実技まで様々なことを学びます。
社会人として働きながら、ここでプロを目指して勉強する人も多くいて、夜の時間帯や週末の時間など、週1日から学べる場所です。
養成所の大きな特徴としては、芸能事務所が経営している養成所が結構多く、その場合は養成所に入るだけで、仕事のチャンスが一気に増えるということです。
(ただし、芸能事務所が経営していない養成所ももちろんあります)
新人発掘を熱心にやっている芸能プロダクション系の養成所では、レッスンのコースとして収録現場に積極的に生徒を連れていく養成所もありますし、
養成所内のテストで優秀な生徒は積極的に起用もしていくので、プロの声優にかなり近い場所と言えます。
養成所関して詳しく知りたい方はこのサイト内でもおすすめの養成所のホームページをご紹介しているので、良ければそちらも合わせてご覧ください。
声優オーディション募集-初心者にオススメの2018年一般公募情報
2、専門学校・スクール
専門学校は美容師や調理師等々の普通の専門学校と同じ形で進学ということで学校に通う形で声優になるための勉強をする場所です。
スクールは専門学校の認可を受けていない学校で塾やフリースクールと同じような形式です。
認可を受けていないからダメというわけではなく、それなりのメリットもあります。
専門学校もスクールもあくまでも声優になるための学校であり、勉強をする場ではないので、実践的な養成所とは意味合いが違います。
また、養成所は実際の仕事と直結しているので、ほとんどが東京や大阪にしかありません。
しかし、専門学校やスクールは地方にもあるところが多いので、高校卒業のタイミングであれば、おすすめです。
ただし、入学願書の締切を設けているところもあるので、詳しい情報は専門学校のホームページからご覧ください。
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3、一般公募のオーディション
良く聞くオーディションです。
新人発掘オーディションなどは有名なので、聞いたことがある人は結構いらっしゃると思います。
オーディションは仕事の求人募集と同じで合格すれば、即声優の仕事が待っています。
しかし、一般の方にはあまりオススメしません。
その理由は次のところで詳しくお伝えします。
一般公募オーディションからの参入は一般人には難しい
前述でお話ししたように、一般公募のオーディションは声優の仕事に直結するわけですが、なぜオススメ出来ないかというと、
現実的にかなり難しいからです。
仮に、あなたがオーディションに合格したとして、今すぐプロの声優と一緒にメインキャストとして出演することができますか?
多分、このサイトを見てくれる人は業界の知識や経験がない人が多いと思います。
そういう方がオーディションに応募、参加して、優秀な演技をして、合格して、すぐプロとして仕事をするのは現実的ではありません。
一般公募のオーディションに来る人は、専門学校を卒業した人や劇団に所属している人など、それなりの人がほとんどです。
未経験な初心者が例え才能があったとしても、いきなり合格することは、不可能ではありませんが、難しいでしょう。
声優の場合は社会人になってからチャレンジする人も多い
一般公募オーディション開催の話を聞いて、
「親が芸能人でもない、コネもない私は無理なんだ、、、」
という気持ちになる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
しかも、声優の場合は20代後半や30代になってから本気で声優を目指す人もたくさんいます。
俳優とかの場合は子供の頃から子役でやってました、という人が多いですが、
声優の場合は子供の役でも大人が声を出していますよね?
なので、声優はあまり年齢が関係ないので、子役の子供の声優が基本的にいないのです。
そういうこともあって、声優は大人になってからチャレンジする人がたくさんいるんです。
社会人になってから声優になるためには養成所コースがオススメな理由
もし社会人の方が、これから真剣に声優を目指すのなら、養成所に行くことをお勧めします。
一般公募のオーディション参加をおすすめしないことはすでに説明したと思います。
専門学校やスクールの場合は基本的に昼間の時間を毎日通うことになります。
学費と生活費の大部分を家族が支援してくれる前提のため、すでに働いている社会人の方には現実的ではありません。
養成所の場合は週1から通うことも可能ですし、なにより仕事に結び付くまでの距離が近いため、学生ではない一般の人がプロの声優を目指す場合は養成所に通う場合が多いです。
実際の養成所の体験談も紹介しているので、そちらも合わせてご覧ください。
アヴィラステージ口コミ評判-オーディションに合格後の体験談
最後に
俳優やアイドルと違って、声優は何歳からでもスタートできる仕事なので、ある意味では芸能界の中で最も一般の人に近い職業なのかもしれません。
30歳を過ぎてから夢に向かって飛び込む人もいます。
情報が少ないだけで、知らないというそれだけであきらめて終了してしまうのはもったいないので、詳しく調べて、可能ならぜひチャレンジして欲しいです。
応援しています。